「テルマエ・ロマエ」の舞台
日本では、風呂マンガ「テルマエ・ロマエ」が人気のようですね。4月には映画も公開されるとかで、風呂好き・ローマ好きには嬉しい限りです。
そのマンガで、3巻から4巻にかけて、「バイアエ」(現在の地名はバイア(Baia))という温泉保養地が登場します。そこはナポリから西へ20kmほどのところに位置する小さな港町で、カリグラ、クラウディウス、ネロ、ドミティアヌスといった歴代ローマ皇帝の行きつけの場所だったことがわかっています。そして、ハドリアヌス帝が138年に亡くなった場所でもあります。

年末のイスキア島滞在の際に、このバイアまで足をのばしました。この写真は、3巻のエッセイのページに出てくるローマ時代の風呂の遺跡。蒸し風呂(スダトリウム)、あるいは屋根(ドーム)付き風呂として使われていたのではと考えられています。遺跡の大理石に鹿と犬が描かれていたことから、後世の人が「Diana's Temple」(イタリア語でTempio di Diana)と名付け、今に至っています。バイアにはこの他にもVenus's TempleやMercury's Templeといった浴場の遺跡もあるようでしたが、訪問する時間がとれませんでした。残念。なお、バイアは7世紀から8世紀にかけて頻繁に起こった地震により廃れてしまいました。

こちらは遺跡近くの海岸。右端にうっすらと竜爪山(静岡ネタですみません)のように見えるのが、ヴェスビオ火山です。熱海の海岸に似ていると、テルマエ・ロマエの作者は書いていますが、そう言われるとそんな気もしてくるから不思議です...
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