2010年2月 7日 (日)

日本茶のフレーバーティー

日本茶にフレーバーが付いている、というと皆さんはどう思われますか?

Coharaka
私自身、日本茶はそのままいただくのが一番良いと思っていますし、多くの方が同じ様に感じているのではないでしょうか。そこにあえて挑戦している方がいらっしゃいます。フランス・リヨン出身で、ソムリエの資格を持つステファン・ダントンさんという方。昨年、静岡新聞のコラム「窓辺」にも記事を書かれていたので、ご存じの方もいるはず。そのダントンさんが東京・吉祥寺に出しているお店「おちゃらか」を1月3日に訪ねました。正月でしたが、お店の中はお茶とお菓子を楽しむ方や、お茶を買い求める方でかなり賑わっていました。

Danton_san
ダントンさんもいらっしゃったので、いろいろとお話を伺うことができました。なぜ日本茶にフレーバー?という質問には「例えば日本茶を飲んだことがない外国人にまずフレーバーティーを飲んでもらう。香りの付いたお茶は当たり前だから、抵抗なく飲める。そこから日本茶へ興味をもってもらう。関心が出てきたら、フレーバーがついていない純粋な煎茶、さらには高級な玉露も飲んでみたくなる。フレーバーティーは日本茶への入口だと考えている」。こんな薦め方(売り方)があったのかと、驚きました。彼は静岡県の川根(川根本町、島田市川根(旧川根町))にも拠点があり、東京のお客さんを川根に連れて行って茶の植樹や茶摘み・茶揉み体験をしてもらったり、いろいろなお茶を試してもらったりと、お茶への理解を進める活動もしています。「川根には田舎の良さが全て揃っている」という言葉が印象的でした。

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また、静岡のお茶を持ってスペインやフランスでも日本茶のフレーバーティーを紹介するイベントなどにも出かけています。写真左は夏みかんのフレーバーティーで、私がお店でも試したもの。右のラベルがない方は、フランスのマルセイユのレストラン用にダントンさんがプロデュースした「ほうじ茶にタイムとラベンダーを加え、はちみつをブレンドした」お茶。南仏の人にとって、タイムとラベンダーはとても馴染みのあるハーブなので、現地でも受け入れられるとのこと。その土地にあった提供の仕方が重要ということを教えてくださいました。日本茶の新たな一面を見た日でした。

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2010年2月 1日 (月)

東京の雪

2月1日23時過ぎ。東京でも雪が降っています。大粒です。

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フラッシュをたいて撮った写真。一番上の光は東西線。

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鉄橋にも雪が積もってます。フラッシュなしでもかなり明るく撮れました。

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2010年1月31日 (日)

富士山静岡空港へ行ってきました

12月31日、冷え込んで風花がちらつく中、富士山静岡空港を初体験してきました。

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地元の会社、フジドリームエアライン(FDA)が運航する小型機。これは2号機で、スカイブルーが爽やかです。

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こちらは1号機。熊本から飛んできた赤色の機体です。4月から仲間入りする3号機はピンク。あと、緑と黄色が揃うとゴレンジャー!

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ご覧のとおり、展望デッキは飛行機の離着陸を見ようとする家族連れなどで大変賑わっていました。昨年6月にオープンしてしばらくは見学者が多いと報道で知っていましたが、まだまだその勢いは衰えていないようです。

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空港内には1軒しかレストランがありません。魚がし寿司です。でもここではお寿司だけでなく、うなぎ、かき揚げ丼、焼豚ビビンバからラーメンまで、いろいろ用意されていました。韓国のお客様向けに、コチュジャンや唐辛子など、辛みの強いトッピングも備えてありました。

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混雑する時間帯を避ければ、意外とスムーズに入店できます。注文したのは「和風静岡まるごとラーメン」。特産の桜エビ、シラスやチンゲン菜(浜松で採れます)、サザエ(伊豆かなあ?)などなど盛りだくさんでした。

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充実していたお土産コーナー。静岡らしくお茶にまつわるお土産が種類豊富という印象を受けました。あべかわきなこといちごの「紅ほっぺ」を使ったラスクは売り切れでした。

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空港に行った目的の1つ、呈茶コーナー体験。席数は7と少ないですが、運よくお茶をいただくことができました。基本は、搭乗者優先(時間に制約があるので)とのこと。外国人のお客様も多く来られるそうです。

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この日は牧之原地域で売り出し中の「望」というブランドのかぶせ茶。つゆひかり、山の息吹(それぞれ茶の品種名です)など4種類あるとのこと。収穫前に日光を遮るため、うまみが増しておいしいお茶です。深蒸しなので味も色も濃いです。

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空港ターミナルの玄関と駐車場を結ぶ導線の脇には、補助犬用のトイレを設置。視覚に障害がある方の意見を取り入れてできたそうです。フランスで一度、このようなものを見かけました(空港ではなく、教会近くの街中でした)。

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1階の総合案内に詰めていらっしゃる、Oさん。もともと航空会社のグランドアテンダントをしていた方で、接客のプロです。開港当初はそれこそ目の回るような忙しさだったそうです。静岡県の方はまだ空港に慣れていないので、想定外の質問なども多くもらうとのことでした。静岡の顔として、今後もご活躍をお祈りします!

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長野温泉の旅(その4)松之山温泉、五色温泉、松川渓谷温泉

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野沢温泉に滞在中に訪れた、新潟県十日町にある「松之山温泉」は日本三大薬湯と呼ばれていて、開湯約700年の歴史を持っています(あとの2つは有馬と草津)。温泉に入る前に、まずは松之山郷民俗資料館へ。雪国ならではの生活民具や農耕用具など多数展示してありますが、やはりありました、温泉関連の資料。昭和29年8月の温泉街大火で焼失するまではこけら葺屋根の情緒ある風景が残っていたようです。写真は、湯治中に三味線で楽しむお客さん。昔の温泉建築によくある、窓の外の手すりが印象的です。それにしてもリラックスしてますね。

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ここは、温泉仲間からも「石油のような独特の臭いがする」温泉と聞いていて、ぜひ行ってみたいと思っていたところでした。時間の制約があったので、温泉街の中心部にある「鷹の湯」に絞って訪問。着替えて浴室に入ると塩素臭!しかし、源泉はガソリン臭がはっきり識別できました。浴槽水はわずかにその臭いが残っている感じ。源泉を飲むと塩分が強く、鼻につーんと石油臭。東鳴子温泉の高友旅館と同じ様な臭いでした。掲示によると、源泉温度が高いため加水、温泉資源の保護と衛生管理のため循環ろ過装置、塩素系薬剤使用、でした。この温泉を掛け流しで入ったらどういう感覚なんだろうか...他の施設でトライということで、次回の楽しみにとっておきます。
■泉質=ナトリウム・カルシウム-塩化物泉、pH=7.5、成分総計=14.979g

露天で話をした方から、この施設の近くにある料理屋さんを教えてもらいました。そこで食べた「新潟タレかつ丼」がまた最高!でした。

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2泊3日の野沢滞在を終え、東京に戻る道中、友人夫妻の車で連れてきてもらった、長野県高山村にある五色の湯。ここは本当は宿泊したかったほど行きたかった温泉ですが、日程の都合でそれは叶わず、日帰り利用。この温泉はその名のとおり、外気温によって温泉水の色が変化するのです。乳白色、コバルトブルー、墨色、クリーム、濃緑...全てに出会えたらラッキーです。この日は内湯がミルキーメロン色で、お湯の中には黒と白の湯の花でした。
■泉質=含硫黄-カルシウム・ナトリウム-塩化物・硫酸塩・炭酸水素塩泉、pH=7.0、成分総計=1.169g

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五色の湯の露天風呂。ここはグレー。でも泥湯のようではなく、さらっとしています。黒いひじき状の湯の花が印象的でした。もっと印象的(衝撃的?)だったのが、男性5、6人が入っていた露天に、家の人、友人妻、それからダンナさん方が露天に入っていた奥様方が、突然こちらに寄ってきて、あっという間に湯船へ。大混浴大会になってしまったのです。女性陣の度胸には恐れ入りました。でも、楽しかったです。

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旅の締めくくりは松川渓谷温泉「滝の湯」。かなり大きな露天風呂でした。ささ濁りで、特に臭いはなし。温めのお湯でした。
■泉質=カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉、pH=7.9、成分総計=1.197g

10月10日から12日にかけての3連休で、いったいいくつのお風呂に入ったんだろう..T夫妻には野沢の街と宿を丁寧に案内していただいたうえ、行きと帰りにはブログに書いたロケ地だけでなく、越後妻有トリエンナーレや、春には壮観だろう菜の花畑などにも連れて行ってもらい、感謝です。ワガママを言って(スミマセン!)、往復にもしっかり温泉を入れさせていただきました。次は、地獄谷野猿公苑お願いします!

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長野温泉の旅(その3)野沢温泉の共同湯

野沢温泉には、誰でも無料で入ることができる共同湯が13か所あり、「野沢組(惣代)」「湯仲間」といった伝統的な自治組織が泉源や共同湯を管理しています。今回巡った8湯の泉質は「単純硫黄泉」か「含硫黄-ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉」の2種類でしたが、個性のあるお湯が多かったです。

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◎大湯
野沢と言えばこの共同場を抜きには語れない、シンボル的存在の共同湯。威厳ある、江戸時代の湯屋建築を再現した建物には強い存在感があります。

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内部は脱衣棚と浴槽が一体になった造り。浴槽は2つに仕切られており、手前が「ぬる湯」で43.5度、奥が「あつ湯」で46.5度。ぬる湯で充分に体を慣らしてからあつ湯に挑戦しましたが、やっぱり熱かった。温泉は硫黄臭+酸性臭、飲むとたまご味+苦み+酸性味がしました。源泉は透明なのですが、浴槽のお湯をすくってみると、うすい茶色でした。
■泉質=単純硫黄泉、pH=8.5、成分総計=0.717g

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◎河原湯
野沢のお湯はどこも熱い。ここも44.5度ありました。グレーの湯の花が舞う、たまご味の温泉。2日目の早朝、朝市を横目に見てからここへ来ました。
■泉質=単純硫黄泉、pH=8.4、成分総計=0.824g

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◎真湯(しんゆ)
お湯は薄いグリーンでささ濁り、硫黄臭が強く、浴槽に黒い湯の花がたくさん確認できました。小さな子どもを連れたお父さんや、中学生らしき2人組など、一番混んでいたお湯でした。
■泉質=単純硫黄泉、pH=7.6、成分総計=0.755g

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◎上寺湯
坂道の途中という微妙な場所に建っている共同湯。浴室はもちろん水平なのでご安心を。右側がどこかの旅館の広い駐車場で、ここだけポツンと独立しています。浴衣姿がきまっているTさんの右側に写っているのが、温泉卵をつくる装置。装置と言ってもフタを開けて熱い温泉の中に卵を置いておくだけです。浴槽のお湯はうすいグレーで、舐めると硫黄臭は少なめ、あとはなぜか酸っぱい臭い。アルカリ性の温泉なのに...
■泉質=含硫黄-ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉、pH=8.7、成分総計=1.035g

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◎麻釜湯(あさがまゆ)
ここは上寺湯とほぼ同じお湯で、硫黄臭も同じように少なめ。42度と適温でした。
■泉質=含硫黄-ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉、pH=8.8、成分総計=不明

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◎横落の湯
3日目の朝6時半に訪れました。成分総計は1g以上あるのですが、温泉が薄い感じを受けました。匂いもあまりなし。
■泉質=含硫黄-ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉、pH=8.9、成分総計=1.029g

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◎十王堂の湯
浴槽の色で、お湯が青白く見えました(浴槽の写真はなし)。広めの浴槽でゆったり。硫黄臭もあり、黒い湯の花もわずかながら舞っていました。浴室は建物の2階にあります。
■泉質=単純硫黄泉、pH=8.6、成分総計=1.029g

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◎秋葉の湯
8湯の中では、真湯か、ここのお湯が一番気に入りました。お湯は無色透明、硫黄臭は少ないものの、表現できない独特な匂い(何かがすえた匂い?)で、お湯に力がある感じ(濃い感じ)がしました。貼り紙には「当浴場では、温泉効果を高めるために熱い温泉に冷たい温泉を水の代わりに使用しております」とありました。
■泉質=含硫黄-ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉、pH=8.7、成分総計=1.029g


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秋葉の湯に併設されていた洗濯場。タライが置かれていました。他に、十王堂の湯も同じようにお風呂+洗濯場のつくり(1階が洗濯場、2階が浴室)のところがあったり、洗濯場だけで独立した建物もありました(上寺湯の近く)。

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おまけ。湯が熱いため、どの共同湯にも湯もみ板が備わっていました。人がいないところでは、こっそり湯もみの練習をしました(草津仕込み)。

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2010年1月30日 (土)

長野温泉の旅(その2)野沢温泉の宿

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野沢温泉を一望。この町の地下から今日も熱い温泉が湧いて来るのです。また、野沢はスキー場としてもよく知られています。写真を撮った場所は、ゲレンデを横切る道でした。

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野沢と言ったら麻釜(おがま)。90度近い熱泉が湯けむりを上げて湧き出てお湯の池を作っています。遠くから眺めていると、野菜や蔓細工用の蔓を茹でたり。昔からの知恵が詰まっています。ちなみに、ここは地元の方しか利用できません。

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湯澤神社。時間がなかったため、階段ものぼらず鳥居からお参り(温泉の神様、すみません!)。神社の隣にある、野沢名物・野沢菜の「寺種」(野沢菜の種)で知られる健命寺の温泉薬師堂ではしっかりお参りしました。

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1日目(10/10)に泊まった「さかや」さんの内湯。自家源泉まで10mという近さ。もちろん掛け流しです。浴槽は3つに仕切られていて、お湯を注ぎ口に近いほうから44度、40.5度、39度となっていて、39度の浴槽は寝湯ができる木枕がついています。湯守のおにいさんは「お湯の温度でお湯の色が変わる」と教えてくれました。確かに、一番熱いところは透明、後の2つは青っぽさがほんのりという具合でした。
■泉質=単純硫黄温泉、pH=8.4、成分総計=0.782g

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そして、露天はご覧のとおりの透明感ある青白い湯でした。露天で見ると、温泉水中に黒い湯の花が舞うのが良くわかります。

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内湯にある、見ていて楽しい湯ざましの装置です。源泉の温度は67度。この装置を使い、さらにお湯の量を調整するという方法で、水を加えずに温泉を適温まで冷ましています。飲泉するとたまご味。硫黄臭と酸性臭を感じました。

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こちらは2泊目(10/11)の宿「住吉屋」さんの内湯。夜なのでわかりにくいですが、色つきガラスがレトロ感を出してくれています。湯温度は42.5度で、空気に触れさせることで熱い(51度)源泉を冷まして内湯に注いています。
■泉質=含硫黄-ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉、pH=8.9、成分総計=1.035g

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笠松紫浪「温泉の朝」信州野澤 昭和八年夏(1933年)。住吉屋の内湯を描いたこの版画は、なんと大英博物館所蔵です。湯小屋は、天井近くの壁から湯気がすっかり抜けていく造りになっています。現在とは異なる設えでした。

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部屋に置いてあったとっくり。中には源泉が満たされていました。この温泉はもちろん冷めていましたが、硫黄臭が強く残っていました。自分の感覚だと、このとっくりの温泉>玄関先の飲泉所>内湯の差し湯、の順番で硫黄の迫力を感じました。後で女将に聞いてみると、とっくりの温泉は源泉のものを直に入れてある、飲泉所は源泉からパイプを通して引いてある、内湯のお湯は先にも述べたとおり冷却装置を使っている、ということで、匂い強さはお湯の新鮮さの順番でした。

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2010年1月11日 (月)

長野温泉の旅(その1)別所温泉、田沢温泉

10月10日からの3連休を利用して、静岡市の友人夫妻とともに長野を旅しました。友人夫妻は20年来、野沢温泉に通いつめていて、野沢のことならなんでも知っているスペシャリスト。そんな訳で、今回はいろいろと案内をしていただき、どうもありがとうございました。

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宿は野沢温泉に2泊とし、野沢に着く前に温泉に寄りました。最初は別所温泉。まずは北向観音にお参り。手水鉢の水がなんと温泉(単純硫黄泉)。こちらの本尊は千手観音菩薩で、北に遠く離れたの善光寺阿弥陀如来に相対しているため一対と看做され、善光寺のみでは「片参り」とされてしまうとのこと。いつか忘れましたが、善光寺にはお参りをしているはずなので、これでご利益があるかな(善光寺の近くを通っただけかも...)。

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別所温泉に3つある共同湯の1つ、大師湯。比叡山延暦寺の坐主で、初めて「大師」号を授けられた慈覚大師が、北向観音建立のために別所温泉にいらした時に好んで入浴したと伝えられているそうです。

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浴室はシンプルなタイル貼りでした。薄い硫黄臭あり。東京からここまで長旅だったので、疲れがほぐれたーというほっとした感じがありました。
■泉質=単純硫黄泉、pH=8.9、成分総計=0.285g

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次の共同湯、石湯。残念ながら循環湯でした。また、こちらは浴槽を造り込み過ぎているように思え、大師湯の方がのんびりできる雰囲気がありました。
■泉質=単純硫黄泉、pH=8.8、成分総計=0.329g

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別所温泉から途中細い山道を通り、30分ほど行ったところにある静かな温泉地・田沢温泉。情緒ある石畳の通りが良い味出してます。

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田沢温泉の共同湯・有乳湯。「うちゆ」と読みます。子宝の湯として有名で、乳の少ない婦人は27日、子のない婦人は37日で効果が現れると言われているそうです。ここには小さいながら展示室があり、田沢温泉の昔の様子などを見ることができます。

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共同湯は内湯のみ。泉質・pH、成分総計を見ると別所温泉とそう変わらないようですが、有乳湯は泡付きがすごいです。浴室に入った瞬間に炭酸ガスを吸った時のような息苦しさを少し感じ、匂いはやわらかな硫黄臭と炭酸臭。浴槽に体をうずめると、すぐに細かな泡がみるみるうちに体にまとわりついてきます。お湯の表面にも崩れた泡が浮遊していて、お湯の新鮮さを実感できました。アルカリ性ということもあり、お湯にツルツル感もあり。非常に個性的なお湯で、大満足でした。管理人さんも「ここは日本一の温泉だ」と誇らしげでした。あがり湯が少し黄緑がかっていましたが、これは源泉が違うためだそうです。ちなみにシャワーのお湯も温泉です。
■泉質=単純硫黄泉、pH=9.5、成分総計=0.229g

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有乳湯を後にし、野沢温泉へ向かう途中、映画「阿弥陀堂だより」のロケ地(飯山市)に寄りました。阿弥陀堂だよりは残念ながら観たことがなかったので、公式HPから解説を一部抜粋して掲載します。
『東京で暮らす熟年の夫婦、孝夫と美智子。医師として大学病院で働いていた美智子は、ある時パニック障害という心の病にかかってしまう。東京での生活に疲れた二人が孝夫の実家のある長野県に戻ってきたところから映画は始まる。二人は大自然の中で暮し始め、様々な悩みを抱えた人々とのふれあいによって、徐々に自分自身を、そして生きる喜びを取り戻していく。』
小泉堯史初監督作品。写真は阿弥陀堂。

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阿弥陀堂近くの棚田。ここから市街地が見渡せ、気持良い風も吹き、爽やかな秋を満喫しました。

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三宅島の旅(その2)島の様子

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1983年の噴火に伴う溶岩流で押しつぶされた学校の体育館。その1で報告した、阿古温泉郷の一部です。

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こちらは2000年の噴火で鳥居が埋まった椎取神社。泥流の厚みがわかります。

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その神社にほど近い場所での、立ち枯れている樹木の様子。写真一番下(右)が泥流が固まってできた地面。中央より下が「胴吹き」という、エネルギー不足の状態にある樹木にみられる幹や枝の途中から吹く芽の状態。上半分が枯れている樹木。他の場所では枯れているだけの木々もある中、確実に自然の回復が進んでいる状況を目の当たりにしました。

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三宅島の自然と文化を感じる、エコツアー型の自転車イベント「エコライド」の主催者のお二人(東京勤務のサラリーマン)。1983年の噴火があった10月3日に、全員参加のサイクリング「マスライド」を実施し、併せてハイキング、ネイチャーガイド、 満月と星を楽しむツアー、アコースティックライブを企画されていました。このようなイベントで滞在する人がいることによって、島の観光の助けにもなりますね。

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噴火のあった日を悲しみの日としてではなく前向きにとらえること、島の現状を知ってもらうことなども目的のこのイベント、今年で2回目、100名が参加しているとのこと。行き、帰りの船には自転車を携行したたくさんの方とご一緒になりました。

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三宅空港は火山ガスの高濃度地区にあり、ガスの濃度が一定基準を超えると欠航となります。三宅島からの復路は便利で速い飛行機を予定していましたが、ガスが規定値を超えたため、飛びませんでした。幸い、復路の船がとれたので、事なきを得ました。この高濃度地区、常時ガス(二酸化硫黄)が流れている訳ではないのですが、ガスが風によって流されやすい地区が高濃度として指定されています。高濃度地区に滞在することは公式には認められておらず、その地区に住居がある方や商売をしている方にとっては大きな死活問題となっているという話を聞きました。しかし、例えばエコライドでも高濃度地区がコースに組み込まれていたり(島1周コースなので、そこを通らざるを得ない)、自分もその地区をガスマスク無しで歩いたし、自動車なども普通にその地区を通っているし、少なくとも自分が滞在した2日間は危険性を感じませんでした。行政サイドとして、判断基準を置くことはもちろん必要なのでしょうが、それによって影響を受ける住民の方も多く、その方たちのために何か支援ができることがあるのでは?ということを思った、島の滞在でした。

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2010年1月10日 (日)

三宅島の旅(その1)島の温泉

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10月3日から1泊2日で、家の人が以前、長期逗留したことがある三宅島へ行ってきました。2000年の噴火により群発地震が発生、土砂崩れが起きたことによりこの施設の源泉が崩壊したのですが、2006年に新しい源泉を掘り当て「ふるさとの湯」として2007年6月から開業しています。

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内湯。褐色のお湯で満たされていました。40.5度のお湯は熱すぎず、温過ぎず、長風呂できる温度でした。一緒にいた、ダイビングで島を何度か訪れている方は、「今までで一番熱い」と言っていました。冬は加温するようですが、この日は恐らく掛け流しで加温なし。この時は43.5度の源泉も少し熱くなっていたのかもしれません。窓の外には雄大な太平洋が望めます。露天風呂もあります。
■泉質=ナトリウム-塩化物泉、pH=6.5、成分総計=19.23g

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三宅島にあった阿古温泉郷。案内板に「集落には温泉施設があり、また、各家庭にも温泉が引かれていました」とありました。わかりにくいですが、写真右側真ん中辺りに、湯けむりが立ち昇っています。ここは、1983年の噴火により、集落が溶岩流に飲み込まれてしまいました。幸いにも、住民がお互いをよく知っていたため、掛け合い、死者を出さずに溶岩流が到着する前に無事避難できたそうです。また、図書館の方にお話を伺ったところ、源泉から民宿に配湯していて、余ったお湯は川に流していたとのこと。使いきれない量が湧出していたようです。

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この溶岩の下に、かつてはの阿古の集落がありました。自然の力は恐ろしいです。こんな溶岩だらけの場所のあちらこちらに、小さな植物が芽吹いていました。これもまた、自然の偉大さです。

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標識のみ残る、三宅村温泉浴場「地域福祉センター」。地元の方の利用が多かった共同浴場だったそうです。家の人によると、「ここの浴槽のフチに腰掛けると、お尻が鉄分で赤茶色になった」ほど、温泉が濃かったとのこと。ふるさとの湯も他の温泉と比べると成分的には濃いのですが、もっとずごかったのか...と驚き。そんなお湯に浸かってみたかったです。


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2010年1月 9日 (土)

鹿児島温泉の旅(その7)栗野岳温泉

旅もいよいよ最終日の5日目(9/23)。

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早朝(6:15)に宿を出発、まずはニニギノミコトなどを祭神としている霧島神宮へ。やはり朝早いと人が少なく静か、心を落ち着けて参拝できます。実は前日の11時ころにも来たのですが、かなりの人だったので、出直したという訳です。

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いよいよこの旅最後の温泉地、栗野岳温泉へ。日帰り利用は8:30からでしたが、30分前に到着。定刻より前でしたが、宿の方が対応をしてくれました。ここは明ばん緑ばん泉(竹之湯)、硫黄泉(桜湯)、放射能泉(むし湯)、炭酸泉(飲泉)と4つの泉質を楽しむことができ、さらに宿の背後に「八幡大地獄」が控えていています。

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泥湯を楽しめる「竹之湯」。泥はサラサラで、味は酸味強し(レモン味)。強酸性のため加水してありますが、それでも強い酸味でした。浴槽の淵に木枕が置いてあり、きっと湯治の方はこれに頭を乗せてのんびり入浴しているんだなあと羨ましくなりました。この泥湯の奥には打たせ湯があります。地下水位の関係で、梅雨から夏は薄いにごり湯ということでしたが、泥の濃度が高くなる1、2月にも来てみたいものです。
■泉質=酸性・含鉄(Ⅰ・Ⅱ)-アンモニア-硫酸塩泉、pH=2.2、成分総計=2.296g

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放射能泉の蒸気を利用しているむし湯。左の部屋が頭を乗せるための長い丸太がある、横になれるむし湯、右側が木の椅子が部屋の3面にベンチのように置かれていて、座って楽しめるむし湯です。別府などのむし湯と、ラジウムのむし湯の違いといったものは良くわかりませんでした...なお、むし風呂に入る前に扉を開けて10秒ほど待つのが肝心です。すぐに入ると熱ーい蒸気が充満していますからご注意を。

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遊歩道を10分弱歩くと、そこはご覧のとおりの大噴気地帯。遊歩道沿いにも、そこかしこから温泉蒸気が噴き出ていました。石が硫黄の薄い黄色で染まっているのがわかりますか?硫黄好きの身としては、大興奮の場所でした。

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鶏を丸ごと蒸すところ。鰻温泉と比べ、こちらは大勢の鶏さんでした。しかしこちらの方が小型だったので、これなら完食できるかも。

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おまけ。鹿児島空港にある足湯。空港にあるなんて、温泉王国・鹿児島ならではです。
■泉質=ナトリウム-炭酸水素塩泉、pH=不明、成分総計=不明

4泊5日の鹿児島温泉の旅、温泉のバリエーションも多く、充実したものとなりました。無事に行って来れたことにまずは感謝です。鹿児島県内にもまだまだ行きたい温泉がたくさん。古里温泉、テイエム牧場温泉、霧島新燃荘、湯川内温泉...楽しみに取っておきます。

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