日本茶のフレーバーティー
日本茶にフレーバーが付いている、というと皆さんはどう思われますか?

私自身、日本茶はそのままいただくのが一番良いと思っていますし、多くの方が同じ様に感じているのではないでしょうか。そこにあえて挑戦している方がいらっしゃいます。フランス・リヨン出身で、ソムリエの資格を持つステファン・ダントンさんという方。昨年、静岡新聞のコラム「窓辺」にも記事を書かれていたので、ご存じの方もいるはず。そのダントンさんが東京・吉祥寺に出しているお店「おちゃらか」を1月3日に訪ねました。正月でしたが、お店の中はお茶とお菓子を楽しむ方や、お茶を買い求める方でかなり賑わっていました。

ダントンさんもいらっしゃったので、いろいろとお話を伺うことができました。なぜ日本茶にフレーバー?という質問には「例えば日本茶を飲んだことがない外国人にまずフレーバーティーを飲んでもらう。香りの付いたお茶は当たり前だから、抵抗なく飲める。そこから日本茶へ興味をもってもらう。関心が出てきたら、フレーバーがついていない純粋な煎茶、さらには高級な玉露も飲んでみたくなる。フレーバーティーは日本茶への入口だと考えている」。こんな薦め方(売り方)があったのかと、驚きました。彼は静岡県の川根(川根本町、島田市川根(旧川根町))にも拠点があり、東京のお客さんを川根に連れて行って茶の植樹や茶摘み・茶揉み体験をしてもらったり、いろいろなお茶を試してもらったりと、お茶への理解を進める活動もしています。「川根には田舎の良さが全て揃っている」という言葉が印象的でした。

また、静岡のお茶を持ってスペインやフランスでも日本茶のフレーバーティーを紹介するイベントなどにも出かけています。写真左は夏みかんのフレーバーティーで、私がお店でも試したもの。右のラベルがない方は、フランスのマルセイユのレストラン用にダントンさんがプロデュースした「ほうじ茶にタイムとラベンダーを加え、はちみつをブレンドした」お茶。南仏の人にとって、タイムとラベンダーはとても馴染みのあるハーブなので、現地でも受け入れられるとのこと。その土地にあった提供の仕方が重要ということを教えてくださいました。日本茶の新たな一面を見た日でした。
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